#5 数字・量詞・序数・分数

レベル: 入門

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今日の題材

インドネシアの国民食ともいえるミーアヤム(mi ayam)。鶏肉がのった汁なし麺で、屋台や青い屋台車(gerobak biru)で売られているのを街のいたるところで見かけます。今回はこのミーアヤムを注文する場面を題材に、数字と量詞(助数詞)を学びましょう。



例文

以下は学習用に作成した独自例文です(実在の記事からの引用ではありません)。

A: Pesan dua mangkuk mi ayam dan satu gelas es teh. (ミーアヤムを2杯と、アイスティーを1杯ください。) B: Totalnya tiga belas ribu rupiah. (合計で13,000ルピアです。) A: Saya bayar dua puluh ribu. Kembaliannya berapa? (2万で払います。おつりはいくらですか?) B: Kembaliannya tujuh ribu rupiah. (おつりは7,000ルピアです。)


文法の説明

ポイント1:数字(0〜1000)

まずはインドネシア語の基本的な数字を覚えましょう。

数字インドネシア語数字インドネシア語
0nol6enam
1satu7tujuh
2dua8delapan
3tiga9sembilan
4empat10sepuluh
5lima11sebelas

12以降の十の位は「数字 + belas」です。

十の位は「数字 + puluh」です。

百と千はそれぞれ ratus、ribu です。

se- のルール(重要)

「1」を意味する satu は、puluh / belas / ratus / ribu の前では se- に変わります。

意味正しい形間違い
10sepuluh~~satu puluh~~
11sebelas~~satu belas~~
100seratus~~satu ratus~~
1,000seribu~~satu ribu~~

ただし「21」は dua puluh satu(末尾なので se- にならない)です。


ポイント2:量詞(助数詞)

インドネシア語にも日本語の「杯」「匹」「人」のような量詞があります。

語順:数字 + 量詞 + 名詞

これは日本語の「2杯のラーメン」と同じ語順です。

量詞用途
mangkuk丼・お椀(杯)dua mangkuk mi ayam(ミーアヤム2杯)
porsi一人前satu porsi nasi goreng(ナシゴレン1人前)
piringtiga piring sate(サテ3皿)
gelasコップ(杯)satu gelas es teh(アイスティー1杯)
botolボトル(本)dua botol air mineral(ミネラルウォーター2本)
buah物(個)lima buah roti(パン5個)
orangempat orang pelanggan(お客さん4人)
ekor動物(匹)tiga ekor ayam(鶏3羽)

注意: 数字が1の場合、量詞の前で satu ではなく se- を使うこともあります。


ポイント3:値段の言い方

インドネシアの通貨はルピア(rupiah)です。日常会話では以下のような省略が起きます。

ribu(千)の省略

屋台などでは ribu を省略して数字だけで言うことが非常に多いです。

正式な言い方日常会話意味
tiga belas ributiga belas(aja)13,000ルピア
dua puluh ribudua puluh20,000ルピア
lima puluh ribulima puluh50,000ルピア

スラング表現

若者や屋台では、千ルピアを ceng と呼ぶことがあります。数字の頭文字と組み合わせます。

表現意味由来
go-ceng5,000ルピアgo(5)+ ceng(千)
seceng1,000ルピアse(1)+ ceng
ji-ceng2,000ルピアji(2)+ ceng

※ go, ce, no などは福建語(ホッキエン語)由来の数字です。インドネシアの華人文化の影響です。


ポイント4:序数(〜番目)

ke- + 数字 で「〜番目」を表します。ただし「1番目」だけは特別で pertama を使います。

序数インドネシア語
1番目pertamaanak pertama(第1子・長子)
2番目kedualantai kedua(2階)
3番目ketigahari ketiga(3日目)
4番目keempatpercobaan keempat(4回目の挑戦)
5番目kelimatahun kelima(5年目)

例文(独自例文):


ポイント5:分数

インドネシア語の分数は、日常会話でよく使う基本的なものを覚えておきましょう。

分数インドネシア語
1/2setengahsetengah jam(30分=半時間)
1/4seperempatseperempat jam(15分=4分の1時間)
3/4tiga perempattiga perempat jam(45分)
1/3sepertigasepertiga harga(価格の3分の1)
2/3dua pertigadua pertiga penduduk(人口の3分の2)

語の成り立ち:

例文(独自例文):



基本単語

インドネシア語意味例文
mi ayam鶏肉のせ汁なし麺Saya suka mi ayam.(私はミーアヤムが好きです。)
pesan注文するSaya mau pesan.(注文したいです。)
mangkuk丼、お椀Dua mangkuk, ya.(2杯ね。)
gelasコップ、グラスSatu gelas air putih.(水を1杯。)
ribuLima ribu rupiah.(5,000ルピア。)
bayar払うSaya mau bayar.(お会計したいです。)
kembalianおつりKembaliannya dua ribu.(おつりは2,000ルピアです。)


応用単語

インドネシア語意味例文
porsi一人前Porsi besar atau kecil?(大盛りですか、小盛りですか?)
harga値段Harganya berapa?(いくらですか?)
gerobak屋台車Gerobak mi ayam warna biru.(ミーアヤムの屋台車は青色。)


豆知識

インドネシアの街を歩くと、ミーアヤムの屋台車がほぼ決まって青色(biru)であることに気づきます。実はこれには歴史的な理由があります。

青い屋台車の発祥は中部ジャワ州ウォノギリ県(Kabupaten Wonogiri)のミーアヤム売りだとされています。ウォノギリ出身の売り手たちが青い屋台車を使い始め、それがジャカルタをはじめとする各都市に広まったことで、「ミーアヤム=青い屋台車」というイメージが定着しました。

一方で、赤い屋台車のミーアヤムも存在します。赤い屋台車はバクソ(bakso、肉団子スープ)の売り手であることが多いのですが、地域によっては赤い屋台車のミーアヤム売りもいます。次にインドネシアを訪れたら、屋台車の色にも注目してみてください!


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