#24 se-接頭辞

レベル: 中級1

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今日の題材

インドネシアのジャワ島中部には、ジョグジャカルタ(Yogyakarta)ソロ(Solo / Surakarta)という二つの古都があります。どちらもジャワ文化の中心地として知られ、王宮(kraton)を持ち、バティック(batik)やワヤン(wayang)などの伝統芸能が盛んです。この二つの街はよく「双子都市」と呼ばれ、比較されることも少なくありません。「ジョグジャはソロと同じくらい美しい」「ソロはジョグジャと同じくらい歴史がある」――そんな比較表現にぴったりなのが、今回学ぶ se-接頭辞 です。



例文

以下はすべて独自例文です(実在の記事からの引用ではありません)。

1. Kota Solo seindah Yogyakarta, dan keduanya terkenal dengan budaya Jawa. (ソロはジョグジャカルタと同じくらい美しく、どちらもジャワ文化で有名です。) 2. Setiap hari saya minum secangkir kopi sebelum berangkat kerja. (毎日、仕事に出かける前にコーヒーを一杯飲みます。)


文法の説明

ポイント1: se- + 形容詞 = 「同じくらい〜」

se- を形容詞の前に付けると、「同じくらい〜」という同等比較の意味になります。英語の "as ... as" に相当します。

形容詞se- + 形容詞意味
besar(大きい)sebesar同じくらい大きい
cantik(美しい)secantik同じくらい美しい
tinggi(高い)setinggi同じくらい高い
cepat(速い)secepat同じくらい速い
murah(安い)semurah同じくらい安い

構文: A + se-形容詞 + B = 「AはBと同じくらい〜だ」

例文(独自例文):

否定形は tidak se-形容詞 で「〜ほど〜ではない」という意味になります。


ポイント2: se- + 名詞 = 「〜全体 / 〜中」

se- を名詞の前に付けると、「〜全体」「〜中」という意味になります。

名詞se- + 名詞意味
seluruh全体の・すべての(※独立した語根。se-+luruhの分解は不可)
hari(日)sehari一日中 / 一日
dunia(世界)sedunia世界中
negeri(国)senegeri国中
kota(街)sekota街中

例文(独自例文):


ポイント3: se- + 量詞 = 「1つの〜」

インドネシア語には名詞を数えるときに量詞(kata penggolong)を使います。se- を量詞に付けると「1つの〜」を意味します。数字 satu(1) の代わりに se- を使う形です。

量詞se- + 量詞意味使う対象
buahsebuah一つの物全般
orangseorang一人の
ekorseekor一匹の動物
cangkirsecangkir一杯のカップの飲み物
gelassegelas一杯の(グラス)グラスの飲み物
batangsebatang一本の細長いもの
lembarselembar一枚の紙・布など
potongsepotong一切れの切ったもの

例文(独自例文):



基本単語

単語意味例文
se-接頭辞: 同じくらい / 全体 / 1つSecantik bunga mawar.(バラと同じくらい美しい。)
indah美しい(景色・場所)Kota ini sangat indah.(この街はとても美しい。)
besar大きいPasar itu sebesar lapangan bola.(あの市場はサッカー場くらい大きい。)
seluruh全体の・すべてのSeluruh siswa hadir hari ini.(今日は生徒全員が出席しました。)
sehari一日中 / 一日Saya belajar sehari penuh.(私は丸一日勉強しました。)
sebuah一つの(物)Ada sebuah toko di pojok jalan.(通りの角に一つ店があります。)
seorang一人の(人)Seorang guru mengajar di kelas.(一人の先生が教室で教えています。)
secangkir一杯の(カップ)Mau secangkir teh?(紅茶を一杯いかがですか?)
budaya文化Budaya Jawa sangat kaya.(ジャワ文化はとても豊かです。)
terkenal有名なSolo terkenal dengan batiknya.(ソロはバティックで有名です。)


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今回の講座では、基本的な「se-」の使い方をマスターしました。しかし、実は「se-」にはもっと深い、ネイティブ特有の「隠れた意味」があるのをご存知ですか?

これらを知ることで、あなたのインドネシア語は「教科書レベル」から「ビジネスの現場で一目置かれるレベル」へと進化します。

続きは「有料記事:中級者への登竜門、接頭辞se-の応用と慣用表現集」で詳しく解説しています。


応用単語

単語意味例文
setuju同意するSaya setuju dengan pendapat Anda.(あなたの意見に同意します。)
semua全てSemua orang suka musik.(みんな音楽が好きだ。)
seseorang誰かAda seseorang di depan pintu.(ドアの前に誰かいる。)


豆知識

se- は「1つの」から転じて「同じ」「全体」を表す接頭辞です。例えば sekampung(同じ村の)は se- + kampung(村)で「村全体・同郷の」という意味になります。

なお、sekolah(学校)は一見 se- + kolah に見えますが、実はポルトガル語の escola(ラテン語 schola)が語源であり、se-接頭辞とは無関係です。


📚 もっと深く学びたい方へ

se- は比較表現以外にも多くの慣用表現で使われます。有料記事ではse-の応用パターンを網羅的に解説します。


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